ADHDで不登校の息子が来年入学する中学校の見学に行ってきた

2020年11月11日

不登校の息子は現在小学6年生です。
4年生の5月から今までの2年半の間に学校に行ったのは卒業写真の撮影のたった数十分です。
その息子がある日どんな心境か突然「中学校は行こうかな」と言いました。
そりゃ親とすれば凄く嬉しかったわけでありまして本当ならば大声で「やったー」と叫びたいくらいでした。
でもここは大人なので「そっか。いいんじゃない?」と普通のトーンで返事してその時の会話は終わってしまいました。

これはチャンスだと思い市の適応指導教室(通称サポートセンター、以下サポセン)に相談したところ一度中学校を見学してみてはどうかと言われました。
するとサポセンの先生と小学校から中学校に働きかけてくれて中学校の支援学級を見学させてもらえることになり、本日家内と息子とサポセンの先生の3人で見学に行ってきました。

以下は家内からの伝聞です。


中学校の正門に入ると、校庭から体育の授業を受けている生徒の声が聞こえてきました。
息子は中学校の生徒さんに見られるのが恥ずかしくて嫌だったようで隠れようとしました。
するとその様子を見たサポセンの先生と中学校の支援学級の先生が「もう少しすると逆に授業が終わってしまって昇降口に生徒が沢山くるからいまのうちに移動しちゃおう」と言って息子を校舎の方に誘導してくれました。
見学したのは支援学級の知的障害クラスの社会です。
生徒さんは2人。
息子もただ見学するだけではなく一緒に授業を受けさせてもらいました。
息子が授業を受ける様子を見たのは約3年振り。
私は思わず感極まってしまいました。
授業終了後、空き教室で支援学級担任の先生と通級指導教室の先生、そして私達でお話を聞きました。
支援学級について一通りお話を聞いたあと、いくつか質問などしました。

百聞は一見にしかずといいますが、今日見学して本当に良かったと思いました。
中学校の場所はもちろん知っていましたし外観は何回も見たことがありましたが実際に入ってみると印象が変わりますね。
清潔感がある学校だなとか、こういうチャイムが鳴るんだなとか、掲示物をよんでみたりだとか。
たった1時間強の見学でしたが情報量はたくさんありました。
小学校にいるとき、息子は支援学級は嫌だとずっと拒否していました。
「どうしてみんなと同じようになろうと頑張っているのにみんなと違うクラスに行かなきゃいけないの?」というのが理由です。
ですが今日実際に中学校の支援学級を見学すると、小学校の支援学級とはかなり違っていました。
教室は落ち着いた雰囲気でしたし、担任の先生も穏やかな女性の先生でした。
息子が嫌がっていた普通級との交流授業も本人の希望に合わせてくれるとのことでした。
また、入学までにもう一度今度は校舎の中を見学してみましょうということで、今日は終わりになりました。
ちょうど給食の前の時間だったので廊下から美味しそうな匂いがしていました。
息子は壁に貼ってある献立表を見て「今日はイワシかぁ。食べて帰りたいなぁ」なんてのんきなことを言っていました。
そういえば最後に小学校で給食を食べたのはいつだったでしょうか。
不登校が長すぎて私も忘れてしまいました。

帰宅して昼食を食べ落ち着いた頃、息子に今日どうだったか尋ねました。
相変わらず自分の気持ちを表現するのは苦手なようで、「うん」としか言いませんでしたし、行けそうか聞いたところ行けそうとも行けないとも言えないと曖昧な表現でごまかしていました。
まあここで「行けそう!」なんて言ったら余計な期待を持たせてしまうのが分かっているから、息子なりの自衛なんでしょう。


以上が家内から聞いた様子です。
ここで焦って息子に期待をかけてプレッシャーを掛けたら元も子もなくなってしまうかもしれません。
だから次に見学に行くタイミングも息子のペースに合わせて様子を見たいと思います。
親としては学校に行ってほしいですが、一番に考えなければならないのは息子の気持ちだと思います。
無理やり行かせることはしないようにしたいと思います。
ありきたりかもしれませんがこれが今の所の我々の結論です。