ADHDと片付け【母ちゃんから父ちゃんへの質問】

2020年11月21日

今日は母ちゃんが父ちゃんに向けて書いた質問に答える形でブログを書いてみたいと思います。
まずは母ちゃんの質問を書きます。ADHDの僕と息子の片付けに対する意識についてです。

ADHDの夫と息子と暮らす上で一番困っているのが片付けです。
結論から言いますと彼らは全く片付けをしません。
面倒でやらないのか、やり方がわからないのかわかりません。
なのでブログを通じてなぜ片付けしないのか改めて聞いてみたいと思いました。

思えば結婚当初から「夫のモノを片付けるために結婚したんじゃないんだけど!!!」とキレそうなくらい
夫は片付けをしませんでした。私が驚いた点をいくつか挙げていきます。

1つ目に、モノの量が多いです。
気に入ったものはシリーズごと揃えますし、新しく何かを始めるときにも最初から必要なモノを買い揃えます。
買い物が不便な場所に住んでいたので近所に売っていないものは必ず複数個買います。

2つ目に、モノが種類ごとに分けられておらずごちゃごちゃだったことです。
一見スッキリしている場所も引き出しを開けてみると、爪切り、トランプ、レシート、お土産のキーホルダー、ライターなどただただ引き出しに入れているだけ。そしてその引き出しが一杯になると隣の空いた引き出しにただ放り込むだけ。でも意外とモノの場所を覚えていてなんとかなっている感じです。

3つ目は、不要なものも捨てないということです。
もちろん明らかにゴミとわかるものは捨てます。ですが、引き出しが一杯になっても不要なものを捨てることはしません。パソコン周辺機器の箱やゲームの箱も修理のときに必要になるからといってとっておきます。モノの整理が億劫で先延ばしした結果なのか本当に必要なものが仕分けられないのかはわかりませんが、部屋が一杯になっていくばかりです。

4つ目は、見えないものは存在しないもの。
これが一番驚いたことなのですが、机の上などにみえるようにモノを置いておかないと存在を忘れてしまうため、勝手にしまわないでくれと言われたことです。夫にとって他の人が「引き出しにしまう」イコール「モノが消えた」感覚なのだそうです。だから、必要な郵便物、毎日使う財布や鍵、薬、読みたい本はすべて見えるようにしておかないとダメなんだそうです。しかも厄介なことにそれらもあまりに置いておきすぎると背景のような存在になってしまうのだとか。なので我が家の机や棚、カウンターなどの平らな部分にはほぼ全て何かしらのモノが置いてあります。

5つ目。片付けをする必要がない。
これは夫ではなく息子の意見です。
小さい頃から息子には片付けしなさいと何回も言ってきました。そんなある日、どうして片付けをやらないのか理由を聞いたことがあります。すると息子は「別に片付けしなくても大丈夫だから」と答えました。「床におもちゃがあると邪魔だし踏むと危ないし壊れちゃうかもよ」というと、「こうやってよければいいじゃん。それにまた明日も使うのに一回しまってまた出す意味がわからない。」と。「食卓の上のおもちゃを片付けて」と言えば、自分の前から私の前にずらしただけ。「これじゃあお母さんの食べるところ無いよ」と言えばソファの上にどかしただけ。呆れて私もそれ以上は言うのをやめてしまいました。

さて父ちゃん回答をお願いします!!

では、母ちゃんの質問に答えていきたいと思います。

① モノの量が多い。
これは自分の意見なのでADHDの方がすべてそうだと言うわけじゃないと思います。
僕は何かを始めるにあたり必要なものを最初から全部揃えてから始めたいと思っています。
続き物の小説やマンガなどは最初から全巻買って一気読みするタイプです。
一冊ずつ読んで読み終わってまた買うという作業が面倒ですし、万が一途中の巻が手に入らなくなったらどうしようという懸念もあるからです。(母ちゃんがいうには売り切れるなんてことはそうそうないそうですが・・・)
また物事を始める前に道具を全部揃えたくなるのは、どうせ始めるならば中途半端な道具ではなくてそれなりに良いもので始めたほうが初動の結果が良いものになるだろうという考えからです。
RPGゲームに例えると初期装備のこん棒・なべのふた・布の服で冒険を始めるよりも手に入るのであれば最初から勇者の剣・勇者の盾・勇者の鎧で冒険を始めたほうがすんなりと冒険を始められるのと一緒です。
またどうせならスペアを持っていたほうがよいと思い複数個買ってしまうのです。

② モノが種類ごとに分かられていない。
これはなんとも言えませんが自分なりに片付いているつもりなんです。
自分でしまったものはだいたいどこに何があるか把握しているつもりなんです。
ただ他の人が片付けたものは消え去ったものと同じで記憶の中からも消えてしまうのです。

③ 不要なものを捨てない。
不要なものではないのです。全部必要なものなのです。いつか使う時が来るはずなのです。多分。

④ 見えないものは存在しない。
②でも書きましたが他の人がモノを動かしたりしまったりしたものは記憶の中から消え去ってしまうのです。
毎日使う必要なものは常に目に入る場所に置いておかないと忘れ去ってしまうのです。
特に常用している薬などはすぐ目に入るところに置いていないと飲むのを忘れてしまいます。
それは必要なものだからその場所に置いておくのです。
それでも最近は用が済んだものは片付けるようになったつもりです。

⑤ 片付けをする必要がない。
息子になぜ片付けをする必要がないと思うのか直接聞いてみました。
「僕の居場所はだいたい決まっている。それ以外の場所は別にモノが置いてあってもいいんじゃない?僕にとっては邪魔じゃないんだから」
これはちょっと家族で話し合う必要があるようです。

以上が父ちゃんの回答です。
あくまでも僕の個人的な考え方ですがADHDの方のご家族の方にすこしでも参考にしていただければと思います。