もしADHDの息子が中学に進学していじめられたら

2020年11月20日

不登校の息子が中学校から通学できるかもと言い出しました。
まだ本人の中では確定ではないようですが学校見学には行ってきました。
中学校から通えるようになったら親としてみれば嬉しいですが心配事もあります。
それは息子がいじめにあわないかということです。

実は僕も家内も中学校時代にいじめられた経験があります。

家内は無視されるタイプのいじめにあいました。
クラスの中から暗い子や身体障害がある子、勉強ができない子などいわゆる『普通』から外れた位置にある子を無視したり不潔扱いするものでした。
家内は学年でも上位の成績でしたが、ふとした時の行動や言動にあるぎこちなさみたいなものを嗅ぎ取られたのでしょう。
また、小学校から家族ぐるみで仲良くしていた友達A子が中学に入るとスクールカーストの上位に位置するようになり、ある日突然無視してきたそうです。
するとその子の取り巻きが続けて無視してきたそうです。
A子は先生から気に入られているのをいいことに、道徳の時間にわざと家内のことだとわかるエピソードを言い、こういう心が汚い人間にはなりたくないですなどと発言したことが一番堪えたといっていました。
最終的には同居する親代わりのおじいちゃんにこのことを相談し、怒ったおじいちゃんがA子の家に怒鳴り込んだことで表面的にはいじめは収まったそうです。

僕は部活の先輩と同級生から壮絶ないじめにあいました。
運動神経が悪いのにテニス部に入ってしまったせいで練習についていくどころか体の動かし方が人と変だという理由でからかわれ始め、それが嫌で部活をサボったところ先輩や同級生からのいじめが始まりました。
無理やり部活に連れて行かれて泥を食べさせられたり女子もいるところで全裸にされたりラケットを折られたり等々。
当時の自分には学校に行かないという選択肢を取ることはできませんでした。
親に話すと仕返しをすればいいとにべもない返事。
先生に話しても見て見ぬ振り。
毎日が地獄のようでした。
(これらは後から同級生から聞いた話です。実はその時の記憶がそっくりと自分の中から抜けているんです。人間の脳の自衛本能ってすごいですね。)

そんな夫婦ですから自分の息子がそういう目にあわないかと心配してしまいます。
発達障害の子がいじめにターゲットにされる例は多いようです。
中学校生活を踏み出してほしいという気持ちはウソではありませんが不安は尽きません。
我が家では息子がいじめられた時の方針として『いじめに打ち勝て』とは絶対に言わないつもりです。
いじめは心理的肉体的暴力という犯罪であり、いじめから学ぶものなど一つもありません。
ただ悲しい気持ちと自己否定の気持ちが残るだけです。
本来であれば人生において経験する必要のない悲しみです。
ですので『いじめを受けたら逃げろ』と伝えます。
息子が耐えたり戦ったりする必要はありません。
また学校が頼りにならないことは息子が不登校になった経緯で経験しています。
幸い息子には逃げ道があります。家庭や現在週一回通っている適応指導教室です。
世の中には大人になったらもっと辛いことがあるのだからそれくらい我慢させろという人もいるでしょう。
でもそれとこれは別問題です。
また学校を休むと内申書に響くと考える方もいるでしょう。
しかし子供が命を落とす可能性がある場所にいさせてまで気にするほど内申書とは重要なものでしょうか?
高校進学だけが生きる道だとは思っていません。
現に僕の知人で中卒ながら独学で勉強をして起業して経営者になった人もいます。

中学校に通う前に息子には必ずこれらのことを伝えて、まずは3年間無事に中学校生活を送ってほしいと思っています。